フランチャイズとは大本となる企業のグループに所属することで、本部から店の看板や既に確立されたサービスなどを使う権利を譲り受けて商売を行う方法です。新規で始める場合でも、必要なノウハウは全て本部から手に入れることができるメリットがあります。気軽に始めることができるビジネスですが、業態の選び方には注意が必要です。
まず、大本となる企業の経営理念が自分の理想と合っているか理解しましょう。安さにこだわりたい、自然素材のものを扱いたいなど企業によって理念が全く異なります。しかし、最も注意したいのが商品の仕入れから売り上げを管理する会計処理のシステムです。企業から買い取る場合や、売り上げの決められた割合を企業に渡すなど業態は多種多様です。そして、ビジネスを始める上で最も大きな資金となる開業資金は業態によって数百万円単位で違ってきます。
トレンドを考えて業種を選ぶ人たちもいますが、その場合は数年先まで予測しておきましょう。流行っていてもピークが過ぎているものは、始めた時には売れなくなっていることも珍しくありません。経済産業省が出している「特定サービス産業動態統計調査」などを確認して、トレンドを考える必要があります。
